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【顎関節症における食事のポイント】
今回は、顎関節症における食事のポイントについて、一部ピックアップしてご紹介いたします。
◆柔らかい食べ物を選ぶ 顎関節症では、硬い食べ物を噛むと顎に負担がかかり、痛みや症状が悪化することがあります。 そのため、柔らかい食べ物を選ぶことが大切です。 例えば、スープや煮物、おかゆ、豆腐など、噛む力をあまり必要としない食べ物が適しています。 外食で硬い食べ物を避けられないという場合は、できるだけ細かくカットするといった工夫をすると良いでしょう。
◆両側で噛む 片側だけで噛む癖があると、顎関節にかかる負担が偏り、症状を悪化させる可能性があります。 両側の歯を均等に使うことで、顎の関節や筋肉にかかる負担を軽減することができるのです。 食事中は意識して左右交互に噛むよう心がけ、無意識の偏りを防ぐようにしましょう。
◆正しい姿勢で食べる
食事中の姿勢も顎関節症の症状に影響を与える要因です。 前かがみの姿勢や足を組んだ状態で食べると、顎に負担がかかり、症状の悪化につながる可能性があります。 食事の際は、背筋を伸ばして、足を床に付けるといった正しい姿勢を心がけましょう。 また、食卓の高さや椅子の位置を調整し、無理なく食事ができる環境を整えることも重要です。
以上、今回は顎関節症における食事のポイントについて、一部ピックアップしてご紹介しました。 顎関節症の症状を緩和するためには、食事内容や食べ方に注意を払うことが大切です。柔らかい食べ物を選 び、両側でバランスよく噛むこと、そして正しい姿勢を意識することで、顎への負担を軽減できます。